TORIGOE NODOKA
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漆器は伝統的に日本の食卓で用いられてきた。和食に合わせることが多いイメージの漆器だが、より多様化した現代の食卓やティータイムなどにも馴染む、紙を使った軽やかな漆器を考えてみた。漆の塗りや色の美しさ、紙の張りを生かすこと、器としての機能、漆を塗るまでの過程など、試行錯誤した結果、造形は1枚の正方形の紙に折り線を入れ、4回折るだけの最も単純な器のかたちに終着した。色は黒に近いような赤から、漆らしい鮮やかな赤までの4段階のグラデーションで、サイズ展開することでスタッキング可能にしている。塩や胡椒などの調味料を入れて食卓に置いたり、チョコレートなどを一つ置くのにもちょうどいいかもしれない。中野研究室伝統の虫プロジェクト出品。京都伝統産業ミュージアム主催TRADITION for TOMORROW 2024-2025 一次選考通過。

D : 鳥越のどか

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2024